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ゲストトーク


GUEST TALK


GUESTを招いて対談するコーナーです。

第一回のGUESTはおすすめフードにも紹介させて頂いております100CLUBの川邊剛さんです。

インタビュー画像  GUEST

  川邊剛 Kawabe Takeshi

従来のペットフードに異議を唱え、ペット用の馬肉(生肉)を 始めて世に送り出した100CLUBの創業者。
なにより犬という生き物をよく理解し生物学的知識も豊富である。
ローフードを全国に広めたパイオニア存在で、現在もペット用馬肉を流通させる為の新しいプロジェクトを進行中。





forDOG

まず、100clubを始められたのはいつごろですか?


川邊さん

開業したのは平成12年で、会社にしたのは平成14年の1月です。


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そのきっかけは何ですか?



川邊さん

もともとはブリーダーだったんです。犬種はバーニーズやハスキーやピレニアンなどの大型犬が好きでやってたんです。良いブリーダではなかったかもしれないなぁ(笑)ただ犬はすばらしいものばかりでしたね。日本ではダントツに良い犬がいましたね。その頃ですよ、馬肉でやり始めたのは。でもブリーダーは数年でやめてしまったんですよ。つぶれちゃうんですね、ブリーダーは良い餌で育てていると。だけどその経験を知っている友人が「犬がみんな病気になってしまう」と相談に来るんですよ、それに生馬肉食をアドバイスしていたのですが、ペット用の馬肉を捜したんですがみつからないので、それなら自分でやってみようと思ったのです。


forDOG

犬が病気になる事の原因がフードにあるという認識はその頃からあったのですか?


川邊さん

最初はね、ドライフードが良いと先輩に言われて犬に与えていたんですよ。凄く調子悪くなってしまったんです。でも私にとっては犬たちが全財産じゃないですか、海外から良い犬を連れてきたのに調子が悪くなっていくのを見て、どうしたんだろうと言う事でね、当時僕の友達が上野動物園にいたり、獣医の学校に通っていたりしていたから彼らにいろいろと相談したり、自分でも勉強したりしましてね、その結果、動物園ではドライフードなんかあげていないし、生肉を上げれば良いんじゃないかということになりました。当時プリンスフーズという馬肉のメーカーがあったんですよ。そこに頼んで、今のような品質の肉ではありませんが、それを仕入れて犬にも猫にも与えてみたら見る見る体調が良くなったんです。そういう体験があって今の仕事に繋がっているんです。


forDOG

こちらでは馬肉を推奨されていますが、馬肉になった要因は?



川邊さん

もう当時から馬肉でしたね。動物園でも馬肉でしたので馬肉にしました。というのは動物園では昔、馬肉ではなく鯨の肉だったんです。鯨は牛や豚や鳥に比べて生で食するのにリスクが少なく安全ということで選ばれていたのですが、鯨がダメという事になったでしょう?そこで動物園がたどり着いたのが馬肉なんです。これは安全で経済動物ではないし良いのでは、という経緯で馬肉になりました。


forDOG

なるほど、それでは馬肉の生食を推奨されている立場として、従来のフードメーカーがペット社会に与えた影響についてはどのようにお考えですか?



川邊さん

飼育が簡便になったと、便利になったという事、例えば(飼い主が)仕事に行く前にぱっと餌をあげて、置きっぱなしで帰ってくるまで何とかなるという事から、これだけペットが普及したという意味ではプラスの要素があったのかなぁと思います。


forDOG

それはプラスの要因としてですね。逆にマイナスの要因としてはどうですか?インタビュー画像


川邊さん

それは犬がかわいそうという事ですね。あのー、インスタント食品ばかりを食べるようなものですから・・。それに伴った病気が蔓延しているという状況ですね。これはとんでもないなぁと思います。


forDOG

現状では比較的意識の高い飼い主さんが従来のフードに疑問を持って、こちらで扱っているようなフードにたどり着くケースが多いようですが、一般の飼い主さんたちの意識を変える為にこうしたほうが良いと思われる事はありますか?


川邊さん

それはforDOGさんのような方達が考えていってくださいよ(笑)僕は単に好きでやっているんですよ。なんて言ったらいいのかな、そんなにビジネスライクにはやっていないんですよ。スタートからね。僕は肉食の犬には肉を上げるべきで、その中でも馬肉が良いと思うと、なぜならばこうだからですと、出来るだけの科学的裏づけを言って、それで分かってくれる飼い主さんがやってくれればいいと思うんですよ。なぜドライフードがダメなのかと言われても、それは単純な話なんですよ。犬は肉食なんですから・・・肉食動物に米や小麦を与えていいわけないじゃないですかと言う事なんです。昔はそれでも残飯でいいという事であげていたんだろうけど、それこそ自分が食べるのがやっとの時代ですからね(笑)でも今は豊かになったんだから犬にもまともなものを与えて飼うべきだという風に私は思うんです。


forDOG

という事はこちらのほうでお店をやるということになったのは、そうした「好きな犬にその子達が求める物を与えていこう」という信念があったからですか?



川邊さん

そうですね。自分の可愛い犬が欲しがっている一番の物を与えるのは当然の話しですよ。これでいいやとは思わないです(笑)


forDOG

そうですよね(笑)良いものであれば何でもあげたいですね。しかし世の中にはアレルギーで悩んでいる飼い主の方やワンちゃんがたくさんいる訳ですよね、この原因はやはりフードにあるとお考えですか?



川邊さん
 
そうです。きちんとした理に適っている食事を与えていけば確実に改善されるはずなんです。その過程で下痢をしたりという事は起こりうる訳です。これはなぜかというと食事を変えるという事は犬にとって肉体的にも精神的にも凄いストレスなんです。そういったことが起こると飼い主さんが馬肉を与える事をやめてしまう方もおります。犬に馬肉が合う・合わないというのはないんですが・・・何かあればこちらに聞きに来て頂ければちゃんと説明できるのでぜひ来てご相談頂きたいですね(笑)。


forDOG

実は私の犬は3年近くこちらのフードを与えているんですが、一番最初にこちらに伺った時に川邊さんから説明していただいたのを憶えています(笑)



川邊さん
 
そうでしたか(笑)その後ワンちゃんの様子はどうなりました?


forDOG

アレルギーで悩んでいたんですが、まったくなくなりましたね。身体的な強さというか頼もしさというものを感じています。動物病院には行かなくなりましたね(笑)



川邊さん

そうでしょ(笑)犬を飼うコストで一番多いのは、獣医に掛かる費用なんですよ。次がグッズですね。フードは一番少ないんですよ(笑)


forDOG

逆になってくれると良いですね。犬のためにも(笑)病院に行かなくて良いという事は犬にとってはとてもよい事ですよね。


川邊さん

そうですね、その子が持っている能力という物を100%引き出してあげてあげるというのが飼い主の責任だと思うんですが、極端かもしれないけど人間の都合に合わせて飼っている方が多いんですよ。具体的にいうとフードはこれでいいだろうとか、あまり元気じゃ困るから去勢してしまおうとか、そういう風に人間側の都合で、しかも過剰な商業主義でね、たくさんの人がいてね、難しく難しく犬の問題を提起していってビジネスチャンスを作っていちゃうんですよ。僕は逆に物事を単純に考えたほうがいいんじゃないかなぁと思うんです。


forDOG

なるほど、そうですね。今現在こちらの後を追うように「犬によいフード」が出てきている事についてどう思われますか?

川邊さん

まずはね、幾つかのジャンルというのかな、生食という物がありますよね、生食以外のものを僕は認めないんです。それは「食物酵素」の摂取が重要だからです。それでは生食の中では何の肉がいいの?といった時に、オーストラリアのある業者は色んなものをあげましょうと、今日は鶏、明日はビーフ、次の日は魚とかね。色んなものを与えるのが良いと言っているんですよ。またカンガルーや鹿とか鳥肉だとかをあわせた生食をやっている人がいるというのも聞いているんです。或いはやりませんか?と言われたりするんです。それを僕はある理由でもって反対しているんです。


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ある理由とはなんですか?


川邊さん

例えば、人間は雑食動物ですよね。お米だけを食べていたら栄養バランスが悪くて脚気になってしまったりするから副食を取ることによってバランスを取っているんですね。それでは犬猫は肉食動物ですから、つまりある動物を丸ごと食べちゃうという事ですよね。捕食動物ですからね。これの中に必要な栄養成分が入っているんです。アミノ酸バランスが万全だから色んなものを食べる必要がないんです。今は、豚肉の問題がある、BSEの問題がある、鳥インフルエンザの問題があるというとても大きなリスクがある食べ物をね、しかも生でね、与えないほうが良いと思います。ですから僕は馬肉だけで、ウチは内臓もありますからね、それで充分であると考えています。最近国産馬肉といっているところなどがありますが、国産馬肉というのはありえないんです。というのは人間が食する牛や豚の畜産農業者はたくさんいても、馬を食用に畜産している農業者はいないんです。ではなぜ国産馬肉が存在するのかというと、競走馬を使うわけですよね。でも美味しいところは人間が食べちゃうからね。簡単に言うと人間が食べないところを集めて
ミンチにしているというのが国産馬肉の正体ですね。


forDOG

なるほど、やはりそういったところとの差別化を図る意味で食肉販売業者としての許可を取ったということですか?


川邊さん

そうです。この許可は取れないですよ。そういう本来捨てるべき肉ではね。

インタビュー画像

forDOG

安心して犬に与えられるという事ですね。それでは今後フード社会はどういう風になっていくと思われますか?


川邊さん

う〜ん、よく判らないんだけどね、やっぱりこう当たり前のものを与えようという人は徐々に増えてくるだろうけども、全体の一割ぐらいまでになったらすごいなぁと思いますね。でもそれは大変な数字ですよ。そうなると馬がいなくなっちゃうでしょうね。


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一般の飼い主さんの意識が変わるまでの道のりは長いのでしょうか?



川邊さん

その為にもウチがやりたいのは、フードメーカーとしてだけではなく、研究施設を作って、このフードの良さを充分な科学的根拠をもって証明したいんです。そういうデータを蓄積したいと考えてます。


forDOG

それがあれば一般ユーザーの認識は変わりますよね。



川邊さん

納得できると思いますね。まあそれでも一割ぐらいじゃないかなぁと思いますね。


forDOG

ぜひ実現して頂きたいので応援させてください。それでは別の質問になりますが、犬の専門家と言われている人達は犬に対しての生物学的な知識が足りないと思いますか?



川邊さん

足りないですね。もともと牛・豚・鶏のような産業動物は草食系の動物で、獣医学的に研究が進んでいて文献も多いのですが、肉食動物は人間の敵なわけですから、余り研究がなされてないのです。


forDOG

以前「FARM OF DREAMS」というコーナーがありましたが、その後研究施設の計画はすすんでるんですか。


川邊さん

夢を語り続けることに疲れちゃって、今やめてしまったんですが、計画自体は着々と進んでいますよ(笑)


forDOG

それでは最後に、川邊さんが理想とする犬との生活はどういうものですか?


川邊さん

そうですね、僕はね、自分が犬に近づいて犬のようになりたいと思っているんです。それはその〜自分がこういう嫌な世の中で犬を見ていると救われるんですよね。したがってそう思っている自分は、何事も犬を人間側に引っ張ってこないで、犬のほうに自分が入っていって、やっぱり犬の都合に合わしていくと犬も飼育するのがラクなんですよね。人間側に持ってこようとするとねぇ、やれしつけだなんだってはめ込もうとするよね。そうじゃなくてこっち(人間)がそっち(犬)に入ってやると凄いラクなんですよ。そういう環境で生活するという事ですね。


forDOG

犬の社会に合わせるということですね。すばらしい事だと思います。



川邊さん

犬を飼うポイントは非常に単純で犬は肉食で、群れで生きるという事ですよね。その群れの中に入るんですね。人間がね。これがポイントなんです。犬をうまく飼うためにね。犬の中に自分が入って、犬の社会でリーダーになれば良いんですよ。そうすれば犬を叩くような事はないんです。僕に対する信頼感を犬が持っているのは僕にはわかるんですよ。犬を飼う方がそのポイントを知っていれば本当に犬は良いんですよ。


forDOG

なるほど、今日は為になるお話が聞けて光栄です。これからの活躍を応援していますので、頑張ってください。有難うございました。
スタッフ画像

川邊さん

いえいえ、こちらこそ有難うございました。






スタッフの方に川邊さんはどんな人?と伺ったところ「尊敬する人であり、目標としたい人」とおっしゃられました。私たちも少しの時間でしたが、お話しを伺っていてすっかり尊敬してしまいました。川邊さん、スタッフのみなさん、お忙しいところ有難うございました。





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